始めにレッドグラミーは挙動が可愛く、人に懐きやすい熱帯魚です。
餌付けされたレッドグラミーは人が水槽の前にいると寄ってきて、腹ビレで水槽のガラス面をツンツンして、まるで『人と熱帯魚がコミュニケーションをしている様にも見れる』『人の心をなごましてくれる』そんな熱帯魚です。
通称 | レッドグラミー |
学名 | Colisa labiosa ver. |
分布 | 改良品種 |
最大サイズ | 10㎝前後 |
水温 | 23〜28℃ |
エサ | フレークや人工飼料、冷凍赤虫や生き餌 |
飼育難易度 | 容易 |
寿命 | 2〜5年(飼育下により異なる) |
レッドグラミーはどういう熱帯魚?
- レッドグラミーはシックリップグラミーの改良品種で体色は赤く尻尾が透明な色をしている最大10㎝前後になるキレイで見栄えの良い熱帯魚です。
- 腹辺りから細長い触手のような腹ビレが特徴。
- ラビリンス器官(迷宮器官)をもっており水面から直接呼吸が可能な熱帯魚です。
- 性格は他のグラミーに比べれば温和で混泳もできますが、複数匹飼育(同種類)の間では追いかけっこや、突ついてる事がよくあるので、水草など隠れられる場所を作ってあげるといいです。なお口に入る小さなエビは食べられます。
- 泳ぐ階層は上・中・下と様々泳ぎます。
- オス・メスの判別が難しい熱帯魚ですが、オスは繁殖期になると顔の下から腹ビレの辺りまで黒く染まり、攻撃的になります。メスは体長が大きくヒレなどが丸い印象です。
- レッドグラミーは比較的丈夫で、水質もシビアじゃない為、初心者にも飼いやすい熱帯魚です。
飼育方法?
- 飼育自体は容易です。
- 水槽サイズは極端に小さな物じゃなければ飼育可能ですが、水質を安定させる場合は余裕を持って45㎝×24㎝×30㎝ぐらいのサイズだと失敗が少ない。
- 水質はカルキを抜いたph5.5〜6.5の弱酸性よりの水を好む。
- 水温は23〜28℃ぐらいが目安。±2℃を超えるようなら冷風ファンやヒーターを用意すると良い。
- フィルターは濾過能力が高い物が良いが、水流は弱める。
- エサは1日に1回〜2回、1分〜2分で食べきれる量。
フレーク、人工飼料、冷凍赤虫や生き餌など、なんでもよく食べてくれるが、粒の大きいエサやタブレッド型のエサは食べづらそう。 - レッドグラミーのオスは繁殖期になると、バブルネストビルダーと呼ばれる水面に泡巣を作り、そこにメスが卵を生みオスが孵化するまで見守る行動をしますので、浮き草や水面まで成長する水草を入れてあげると水槽内での繁殖も期待できます。
まとめ
愛くるしい『挙動』に、『見栄え良く』『丈夫』で『人にも慣れ』、『餌付けもしやすい』レッドグラミー。
まさにすべてを持っていると言っても過言じゃないでしょう。
これから何の熱帯魚を飼おうかと迷っている人は、レッドグラミーも視野に入れると良いと思います。