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山岳レイアウト ミスト式(キューバパールグラス育成編)

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山岳レイアウト ミスト式(キューバパールグラス育成編)

石組レイアウトに良く合う、水草キューバパールグラスを育てていきます。

葉が小さく一面に広がったキューバパールグラスの美しさは、息を呑むほど。

本記事で分かること

  • 使用水草
  • ミスト式の製作方法
  • ミスト式のメリット、デメリット?
  • キューバパールグラス成長過程
  • ミスト式で水草を上手に育てる方法?

ミスト式なら、ポイントをおさえておけば、容易にグリーンの絨毯を作る事ができるのでお試しください。

前回の山岳レイアウト ミスト式(黄虎石レイアウト編)は⇦こちら

前回レイアウト

水草配置

キューバパールグラス

20度ぐらいの流水で、水草に付いている寒天を流しながら、小分けにしていきます。

流水をかけ流していると、水草の根が解けやすくなります。

植えると言うよりは、『置いてるだけ』です。

2パック分のキューバパールグラス

キューバパールグラスの根は細いので、まとめて植えるのは至難です。

水中だと、浮いて来る事が良く有りますが、この辺りはミスト式の利点です。

根に負荷がかからない方が良い。

3パック追加

合計5パック分のキューバパールグラスを置きました。

早めに完成させたかったので、ほぼ満遍なくキューバパールグラスを置いています。

根付きが良くなるように、粒の小さいアマゾニア パウダータイプを少々かけています。

キューバパールグラスの根は細く短いので、成長を助ける為にかけています。

いっしー

霧吹きで全体を濡らして、乾燥予防に3㎝ぐらい水を入れています。

照明の熱でソイルが乾燥し、キューバパールグラスが黄色くなってくるので、水を入れた方がいいです。

サランラップを隙間なく巻くと、ミスト状態になります。

時期や部屋の温度によって、水槽内が結露して曇ります。

毎日朝、晩『霧吹き』しました。

キューバパールグラスとその周りが濡れるぐらい霧吹きします。

ミスト式のメリット、デメリット?

メリット

  • 傾斜を容易につけられる(背景に沢山ソイルを盛る)
  • 後から容易に植物を足せる(水を張っていないので、容易に植え足すことができる)
  • 育成が困難な水草も育てやすい(キューバパールグラスやウォーターローンなど)
  • ソイル立ち上げ初期の、コケのつき方が違う(水草が健康に育つと、養分をグングン吸ってくれるので、立ち上げ初期のガラス面や水草につくコケの量が圧倒的に変わります。

デメリット

  • 毎日の霧吹き(水やり)
  • 曇っていて中が見えない(ミスト中は曇りやすい)
  • 直ぐに魚を入れられない

水草レイアウト水槽では、ミスト式で立ち上げた方がメリットが大きいのでミスト式はオススメです。

2週間後

プレミアムモス

『石の形が悪いところ』や、『石の力が強いところを弱めるために』モスで隠します。

モスは接着剤で貼り付けました。

2週間経つとキューバパールグラスも少し増えてきて、水草同士が1部重なってきます。

外部フィルターを回して『濾過バクテリア』を育てました。

*レイアウトと同時にフィルターを回しておいた方がいいです。

3週間後

3週間経つと目に見えてキューバパールグラスの広がりを感じられます。

キューバパールグラスが増えるほど、雪崩も起きにくくなります。

4週間後、注水

モスにも毎日霧吹きをしました。

注水

ソイルの雪崩は起きませんでした。

5週間後、完成


ほぼ、グリーンの絨毯は完成です。

あとは時間をかけて隅々まで、キューバパールグラスが埋め尽くしてくれるのを待つだけです。

ミスト式で水草を上手に育てる方法?

霧吹きを最低1日1回、できれば2回霧吹きをすれば『水槽内と植物のリフレッシュ』になります。

意外にミスト状態にしていると、水槽内の温度が上昇しすぎて、枯れるパターンがあります。

毎日霧吹きをしていれば、ラップを外すことになるので、新鮮な空気をとりこめ空気の循環になるので霧吹きしてください。

温度管理も大事なことです。今回は水槽内20度以上30度未満で育成しました。

ライトがつくと温度が上昇します。空調でうまく調整するといいと思います。

ミスト育成中、葉が部分的に黄色くなってきたら、そこの部分は枯れる可能性があります。

注水しても、レイアウトに支障がなければ注水し、まだレイアウト初期段階で崩れそうなら、そこの部分は諦め、他の部分のキューバパールグラスを持ってきて、置き直すか、枯れた部分を覆い尽くしてくれるのを、待つかです。

注水後ですが、『キューバパールグラスはGH:5~10、KH(炭酸硬度)』つまり、石の硬度が有る程度必要です。私は黄虎石を使いレイアウトしたので、時間が経つと硬度が下がってきます。そうするとキューバパールグラスの育ちが悪くなるので、外部フィルターに龍王石を入れています。一般的なのは、牡蠣殻を入れておくとソイルが入っている水槽でも、硬度を保ってくれます。

水槽データ

ミスト時 温度28℃ 湿度100%

水中時 温度25℃

照明 ソーラーワン 7時間30分

co2 1秒2滴 7時間30分

液体栄養素 グリーンブライティK 2週間に1回 5プッシュ

液体添加液 グリーンゲイン 3滴

まとめ

今回はミスト式からキューバパールグラスを増やしていきましたが、管理が楽でした。通常ですと水を張った状態からスタートしますが、キューバパールグラスが増える間に『コケにやられたり』、『水質が合わず枯れていったり』『水草が弱って抜けて浮いてきたり』難しい部分がありますが、それを回避できることが大きかったです。難易度の高い前景草を育てる時は、ミスト式はオススメですね。

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